鞍馬寺(京都府京都市左京区鞍馬本町)
1949年まで天台宗に属したが以降独立して鞍馬弘教総本山となっている。
山号は鞍馬山。開基(創立者)は鑑真の高弟鑑禎(がんてい)とされている。
本尊は寺では「尊天」と称している。「尊天」とは毘沙門天王、千手観世音菩薩、
護法魔王尊の三身一体の本尊であるという。京都盆地の北に位置し、豊かな自然環境を残す鞍馬山の南斜面に位置する。
鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地として著名であり、大佛次郎の小説
『鞍馬天狗』でも知られる。新西国十九番札所である。
八坂神社と祇園
(京都市東山区祇園町)主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)とされ、その妻神櫛稲田姫
(くしなだひめ)尊と八柱御子神(やはしらのみこがみ)ほかを配祀(はいし)する。
素戔嗚尊はインドの祇園精舎の守護神である牛頭天王(ごずてんのう)と同体と考えられた
ところから、当社を祇園社と称していたが、1868年(明治1)に神仏分離政策により八坂神社
と改称した。
全国に3000社以上ある八坂神社(祇園社)または牛頭天王社の本社である。当社の創祀
(そうし)について、社伝では、656年(斉明天皇2)に高麗(こま)(高句麗(こうくり)から来朝し
た伊利之使主(いりのおみ)が新羅国の牛頭山に鎮座する素戔嗚尊を勧請(かんじょう)し、
山城(やましろ)国愛宕(おたぎ)郡八坂郷に奉斎したのがその始まりであるという。
しかし貞観(じょうがん)年間(859~877)あるいは元慶(がんぎょう)年間(877~885)に創建され
たとする史料も多い。当社はもと観慶(かんけい)寺あるいは祇園寺感神院などと称され、935
年(承平5)に定額(じょうがく)寺に列し、また995年(長徳1)には21社にも列して、神社仏閣
両者の性格を兼備していた。主祭神の素戔嗚尊あるいは牛頭天王は疫病退散の神とされ、
平安時代に疫病が流行して社会不安が高まるとともに、いわゆる祇園信仰も盛行した。
清水寺(京都府京都市東山区)
京都・清水にある寺。山号を音羽山。本尊は千手観音、開基(創立者)は延鎮である。もとは法相宗に属したが、現在は独立して北法相宗大本山を名乗る。西国三十三箇所観音霊場の第16番札所である。清水寺は法相宗(南都六宗の一)系の寺院で、広隆寺、鞍馬寺とともに、平安京遷都以前からの歴史をもつ、京都では数少ない寺院の1つである。また、石山寺(滋賀県大津市)、長谷寺(奈良県桜井市)などと並び、日本でも有数の観音霊場であり、鹿苑寺(金閣寺)、嵐山などと並ぶ京都市内でも有数の観光地で、季節を問わず多くの参詣者が訪れる古都京都の文化財としてユネスコ世界遺産に登録されている。
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